転任地での激務に取り組む傍ら、少林寺流空手を広め続ける平野の元、30代社会人の青年が現れ入会した。
青年は平野と同じく少林寺流空手に魅了され熱心に稽古に打ち込んでいく。
その熱意に平野は自分と通じる物を感じていた。
青年は10代の頃、
なし得なかった全国大会に出場し、組手部門で優勝したいと言う。
その気持ちに応えるため、平野は自身の大学時代を彷彿する厳しい修行を青年に課した。
平野自身、防具を着装し青年に秘中の組手稽古を指導した。
初段を取得した青年は初の全国大会に出場する事になった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-17 01:22:42
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会話率:6%
大学を卒業した平野は仕事に励みながら、様々な戦いを経験し、少林寺流の支部を赴任地で開設していく。
やがて、地区本部長になり、稽古生を指導し、実力者を大会に送り出す。
宗家の息子が二代目宗家になってからも、少林寺流の師範として組織に貢献する。
そして、直接師事した二代目宗家の逝去を機に独立。
五行舘を立ち上げる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-09-25 18:53:49
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会話率:1%
「空手をやりたい」と小学生の頃から、思い続けていた平野賢己は大学に入学して念願かない拳法部に入部する。
厳しい稽古に耐えた平野は拳法部の主将になり、大学を卒業してからも空手を続け、勤務先で所属流派の空手部を設立していく。
最終更新:2021-01-08 19:16:49
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会話率:4%