!!!ドン!!!
「ぐっ…かはっ…!!」
後ろから何かがぶつかる衝撃を受けたと思った瞬間、激しい痛みが背中を貫いた。
ガクンと膝から崩れ落ち、その場に倒れ込む。
身体から流れる液体が、床を真っ赤に染める。
目の前には、
愛する夫と夫の愛人が立っていた。
愛人の手には、血塗れのナイフが…
私…刺されたの…?
呆然とする主人公を後目に、愛を交わす夫と愛人。
「愛しているわ」
「俺もだよ…」
2人は私の目の前で口づけを交わす。
部屋には濡れた音が響いた。
「行きましょう」
「ああ…」
そう言い残し、二人の足音が遠ざかっていく。
旦那様…
こんな事をしなくても、他に愛する人が出来たのなら私は潔く離婚に応じましたわ。
それがあなたの幸せならば…
次の瞬間、私の世界は漆黒の闇の中へ――…
※他サイトにも公開しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-11 21:40:00
23888文字
会話率:29%
謎の光『ヒュー』を巡るお話、シリーズ第2弾です。とある水のホシに浮かぶ
とあるシマに住んでいる、大人になりかけの少女シィとしゃべるビーバー・
ビーの物語です。やはりシマは時に姿を変え、緑の光『ヒュー』に導かれて
色々なことが起きます。今回の
『ファントム』は謎のモヤモヤではなく、また
別の形として登場します。少し性描写あり。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-11-14 23:59:00
252156文字
会話率:25%