教員の移動が新聞に載った日、私はマーカー片手にチェックをしていた。その中に担任だった先生の名前を見つけた。クラスメイトにメッセージを送り、寄せ書きを贈ることが決まった。集まれる人だけで寄せ書きを作成した帰り道、小木君に「柿崎、まだ時間あるか
」と聞かれた。何も語らずに歩いて行く小木君の後を追いかける。着いたところは、二人にとっての思い出の場所だった。
この作品は武 頼庵(藤谷 K介)さま主催の「第二回初恋・春」企画に参加作品です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-04-19 17:00:00
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会話率:57%