亡くなった祖父の遺品。そんな曰く付きの小さな手鏡を手にしたばかりに、私は謎の子狐に取り憑かれてしまった。まぁ、可愛いし悪い気はしないんだけれど…
「事実は小説より奇なり」
そんな言葉を思い出させるように、平凡な少女の日常は、世界をまた
ぐまでもなく、非日常へと変容していく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-12-30 02:06:38
3106文字
会話率:32%
吾輩は猫でもある。つまり通常は人間であるのだが、時折、猫にも変化してしまうのだ。
当然ながら、社会生活を営む上で、かなりの不都合が生じてしまう。吾輩はそんな、自らの境遇に、悩みストレスを感じながらも、物書きとしての自分であるときには、猫 人
間ということを分かたずに集中して自分自身に没頭できるのであった。この境遇(猫に変化する体質がかわらないとするのなら、自分は小説家・物書きとして食っていけるようにならなければならない。新たな気付きを見出した吾輩は、きょうも猫として、小説を書こうと決意する。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-09-04 20:52:35
3876文字
会話率:7%
私立和泉高等学校の音楽室の側にあるトイレの鏡の跡には秘密があるらしい。
朱里と恵子は放課後にそこへ行ってみることにした。
放課後、二人は鏡の前に立つ。
朱里は小さな手鏡を持ち、跡に当てはめてみた。
すると鏡は紫色に染まり…!
最終更新:2015-02-21 15:27:48
3673文字
会話率:45%