十六歳になったら誰もが神から加護を授かる世界。数多の神々の中から、十六歳を迎えた少年ロンレンに加護を授けたのは生命神だった。
ところが、高位豪族の当主である彼の父親は生命神からの加護は戦闘の役に立たず、何かを生産できるわけでもなく、金儲けを
できるわけでもない、外れの加護だと軽んじていた。
そのため生命神から加護を授かったロンレンもまた、役立たずな息子だと断じて追放した。
途方に暮れるロンレンだったが、彼は数百年ぶりに現れた加護を与えるに相応しい者を喜ぶ生命神により、不死身とも言える加護を授かっていた。
ロンレンはその加護の力で自分の人生を切り開くため、立ち入った者は必ず死ぬという魔境へ向かう。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-06-22 09:35:33
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