2010年代後半から2020年代の大衆文化にみられる「弱さ」の表象が社会を再構築していく上で重要な価値をもっているのではないか、と思っていました。
そこで、1990年代からミュージシャンのナナヲアカリさんの作品とココナッツ野山先生の小説『ギ
スギスオンライン』に至るまでの間に「弱さ」がどのように扱われているかを整理してみました。
※以前別のところで書いたものを改稿しただけとはいえ、一晩で大幅に改稿したので、誤字脱字や文法誤りの山。その上、引用にあたって著作権を侵害しないために必要な情報を入れているのですが、そのために非常に読みにくいです。ポツポツと本文を修正します。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-11 04:44:01
12082文字
会話率:0%
それは二ヶ月前のこと。
白く丸くあたかもSFの宇宙船『POD』が地球圏外から北極に落ちてきた。
世界中は騒然とするものの、人間ではない異種との対話、共存を人々は望んだ。
だが、PODの扉が開いた瞬間から宇宙人との対話や共存などというものはな
くなった。
中から出てきたのはこの世のあらゆるものをコピーし、破壊の限りを尽くす対話不可能の敵性地球外生命体だったのだ。
そして人類と敵性地球外生命体との戦いが始まり、自衛隊は敵性地球外生命体の侵攻地域で逃げ遅れた民間人の救助作戦を開始した。
侵略戦争が始まってから二ヶ月後のロシア、サハリン州。
日本に近い土地にも敵性地球外生命体の侵攻は始まっており、日本はサハリンにも自衛隊を派遣。
全ては失敗に終わり、一人の自衛官がホルムスクの地に取り残される。
最強とも言える敵性地球外生命体との熾烈な戦い。
絶対劣勢の状況下に自衛隊員一人、美少女に見える成人済み二人、メイド(ただのコスプレイヤー)一人という取り残された四人の抵抗が始まった。
敵は己の中にもいる……折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-04-06 02:31:08
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会話率:41%