2345年。
日本は地上《ライム》と地下《ラズム》に分裂し各々の性質と秩序を作ってきた。
自らの地位を確立するのに必要なものもちがう。
地上は権力や財力。
地下は純粋な力。
22世紀から科学技術も急成長し、23世紀初期では人間の仮想空間への
タイブ《イルラ》が実現した。
そして、3年前から若者たちの間で《シルラ》という妄想ストリートファイトが流行り、今では地下の地位を決める国技となった。
常に決まった日に行われる公式戦で優勝するため、日頃からどこにいっても《シルラ》は行われていた。
元シルラプレイヤーの青年-《朝比奈真琴》は過去に起きたとある事件がきっかけに《イルラ》自体辞めたいたがおかしな言いがかりをつけられ1年ぶりに対戦することとなった。
それをきっかけに知り合った友人に嵌められて毎月28日に行われる《シルラ公式戦》に参加せざるおえなくなった朝比奈は持ち前の身体能力と妄想力を屈指して前代未聞の試合時間を叩きだす。
妄想ストリートファイトファンタジー《Sirlura project》始動-。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-10-22 14:34:32
4661文字
会話率:38%
季節は秋。
地元でも有名な進学校を卒業して半年。青年-高槻忍(タカツキ シノブ)は周りの環境の変化とプレッシャーに押し潰されそうになりながら生活していた。そんななか、忍は自らの思いを自由に描ける小説の魅力に惹かれ執筆活動を始めた。
その中の一つである『狼は雪の中』という自分の過去をモデルとした小説を書き始める。
かつての自分と向き合いながら、さまざまな感情が入り乱れるなか、青年の高校生時代が語られる-。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-10-21 13:04:47
1549文字
会話率:6%