鬱蒼(うっそう)と茂る森の地を治める辺境伯(へんきょうはく)一族の娘、イルザ。彼女はこの地の森に住むエルフの長の息子ナックと結婚することになっていた。幸せを分かち合うイルザとナック。しかし、森に来ていた二人は、モンスターに襲われていた馬車を
発見した。馬車に乗っていたのは、王都の侯爵令嬢ディートリンデだった。二人は病弱な令嬢を放っておけず、結婚式を先延ばしにして護衛をすることに。それは、彼らの冒険の始まりだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-03-14 19:18:51
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会話率:55%