自分は彼女のことを…?そうなのか…?
フィアス国ベインズ侯爵の嫡男チャーリーは、周囲はひた隠しにしているが幼いころ「フィアスの救い主」であると言われた存在だ。困窮を極めるフィアスの状況に、成人を前に父からウィンデリア国に単身で亡命すること
を懇願され、ウィンデリア国の宰相を務めるフォンド公爵の庇護下に入る。公爵の嫡男セドリックの剣の師匠、護衛を任せられ、ゆっくりとウィンデリア国に馴染み暮らしていた。やがて、セドリックの想い人シルヴィアの護衛、シャーリーと出会う。彼女と仕事の接点ができたとき、それからのチャーリーの日々は一変した。常識は全く役に立たない彼女との関りで、何とか彼女の行動と思考についていこうと努力し、やはりついていけない日々を送るうちに、信じられない自分の思いに気が付く…。
一人の堅物な護衛が、常識外の女性の護衛に振り回され、そして幸せをつかむ話です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-07-14 22:00:00
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会話率:20%