僕は普通の人と違い、力があった。
この力は、僕の日常を壊した――。
この力は、僕の生活を変えた――。
この力は、僕に仲間を与えた――。
この力は、僕に希望を齎《もたら》した――。
僕はこれからも、この力によって翻弄されるだろう。
だけ
ど僕は諦めたりしない。もう二度と、過去のような過ちを犯したりはしないと、そう決意したのだから。
だから僕は、この力を使おう。大切な人達と、その大切な人達との思い出が詰まったこの街を。そして、僕らの楽しい未来に――。
僕、逢坂《あいさか》希望《のぞみ》は最後にこれだけ言わせてほしい。
「僕は男だ! ……なーんて言えたらどんなに楽か……うぅ……」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-09-24 02:36:48
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