私は、同じ人に二度失恋した。
そして今、三度目の失恋をしている。
高校一年になったばかりの志乃は、近所に住む幼馴染である知哉のことが好きだった。
だが、知哉は志乃の思いに気づいておらず、志乃も性格が邪魔をして告白できない。
何度失恋し
ても、彼女がいても好きだと思ってしまうのは仕方がない。
不器用な少女の恋物語……の、はず。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-06-29 07:00:00
9023文字
会話率:59%
クリスマス、工場勤務の田沼はひとりだった。彼は残業を終えた後、何人かの男と話す。別れたはずの彼女との関係。死んだ父親。田沼は、男にも大人にもなりきれていないひとりの若者だった。これは、ありふれた日常とクリスマスが混じり合う夜の出来事。
最終更新:2015-12-27 22:02:58
8693文字
会話率:37%