「かわいい!」
下妻亜里沙は、タブレットを操作しながら声を上げた。
タブレット画面に表示されていたのは、幕末の女流歌人である大田垣蓮月の逸話。
蓮月に触発された亜里沙は、気の向くままに京都旅行を発案した。
京都は蓮月が過ごし
た地であり、洛北の神光院には蓮月が晩年を過ごしたと伝わる『蓮月庵』が残っていた――
※自サイト『京都にての物語』からの転載となります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-09-16 23:17:56
3345文字
会話率:24%
日暮れて山道を孤独に歩む大田垣蓮月の目に、朧月に照らされた一本の桜木が映った。
※自サイト『京都にての物語』からの転載となります。
最終更新:2016-02-21 23:20:52
1812文字
会話率:17%