とある夏の日、俺は一人の少女と出会った――。
オカルトという概念が極端に薄くなった時代、少年・日比谷(ひびや)灯也(とうや)は自分の周りで起こるちょっと不思議な現象をさらりと受け流しながら、平凡な日々を過ごしていた。
しかしある日、灯也の日
常に転機が訪れる。
自身の名も、その出生さえわからないという幽霊の少女との出会い。
その瞬間、彼の運命は動き始めた。
これは一人の幽霊少女と繰り広げる物語――その前哨譚である。
※この小説はイラストレーター・北彩あい先生(@kitasaya1833)のイラストを元にした作品です。長編用に構成した設定の一部を短編にまとめてみました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-07-17 21:48:47
1793文字
会話率:39%