「投稿小説 TOTAL CREATORS」に2010年に投稿した旧作です。
「ある日突然連絡付かなくなったらどうなるのかな? 」と思って書き始めたものです。
当時まだスマホなかったんですが、今はスマホ主流。映画の話題も当時のもの。現代もの
ってすぐ古くなっちゃうんですよね。
それで、「坂東の風」のような時代ものに移って行ったのかも知れません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-27 12:11:34
56364文字
会話率:45%
藤原秀郷の落とし種・千方は母の実家である武蔵の草原で育っていたが、十四の春、突然、兄・千常が迎えに来て、下野の隠れ郷に送り込まれる。
その郷での生活は、乗馬、半弓、剣の鍛練に明け暮れる日々だったが、千方を支える古能代、そして、朝鳥初め
郎党達との絆を深める日々でもあった。
父との対面。そして、古能代と共に陸奥に赴き、安倍忠頼と出会い、新しい蝦夷の伊吹を感じる。
下野の隠れ郷に戻った日、芹菜の死を知らされる。
三年を隠れ郷で過ごした千方は、佐野に移り、ある日父から、信濃に行き望月家の内紛の解決をするよう命じられる。
無事任務をやり遂げた千方は、その報告の為訪れた、田沼の父の隠居所で、父と平将門との関わりに付いて話を聞く機会を得る。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-06-24 12:46:10
279296文字
会話率:39%
『藤原千方伝・坂東の風』のダイエット版です。
少年期を捨て、『平安という時代を描きたい』という気持ちから描いた、物語の背景となる逸話を捨て、作者個人が顔を出し歴史の検証を行うなどと言う、小説の常識としては完全NGな部分も捨てました。
また、史実を出来るだけ重視し、そこに辻褄の合う創作を織り込んで行くという考え方も少し緩めました。
少しは小説らしく、且つ読みやすくしようと思っていますが、垢の着いた旧作を今更読んでくれる人が居るとも思えないのが、正直な気持ちです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-05-26 11:18:59
318928文字
会話率:31%