レミリアは前世の記憶を持つ悪役令嬢だ。
前世で大人気だった乙女ゲーム『ラブマリ』の世界に転生してしまったマリロイド王国公爵令嬢レミリアは、卒業式での断罪を避けようとあらゆる努力を重ねるが、どういうわけかつまらない冤罪に冤罪を重ねられ、
結局は断罪コース。
よりにもよってヒロインが選んだのはレミリアの婚約者、王太子アルベルト。ヒロインがこのルートを選んだということは、レミリアは国外追放だ。
「レミリア・ディーヴァ! 君との婚約は破棄させてもらう! 君の醜悪さには耐えられない!」
「この国の未来の聖女への数々の所業、とても許されるものではない! よって国外追放とする!」
案の定の展開に、これまでの努力を思うとガックリと力が抜けないわけではなかった。
そして同時にこう思った。
(もうどーでもいいわ!)
この時のためにしっかり保険は掛けていたのだ。
「真実の愛だけで国を守れると思うなよ!!!」
そう捨て台詞を吐いて向かったのは大賢者ジークボルトのいる隣国ベルーガ帝国。
「先生! 私あの国潰します!」
「どうぞどうぞ」
いつの日か自分を蔑ろにしたあいつらに一矢報いる為に、イケメン師匠とイケメン兄弟子と共に、今日も今日とて修行の日々。
だが、レミリアが手を下す前だというのに故郷のマリロイド王国は勝手に滅亡へ向かっていく。
「ちょっとちょっと! 私がやるまで滅びないでよ!?」
滅ぼしたいほどムカついているけれど、いざそうなると躊躇われる。それが故郷。
「もう君は自由だ。好きに生きていいんだよ?」
そんな師匠の言葉を間に受け、本気でやりたいように生きる、そんなレミリアの自由を求める物語。
※この作品は他サイトでも掲載しています折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-25 18:11:55
132283文字
会話率:49%
争いが多い世界。圧倒的な力を持つ魔王や騎士がいる中、急激な時代の揺れは大きな揺れを最後に治まった。そんな治まった世界で未だに残る争いの残り火と新たな争いの火種を人間嫌いな主人公が唯一つの理由のために消していく。主人公の目的である到達地点はい
つ見ることが出来るのか。
魔術とは一個人が持つには強大、故に魔術は神聖視される。主人公はその脆く弱い体で魔術という技術を使いその到達地点を目指す。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-04-01 20:08:47
35516文字
会話率:42%
【無才の魔術師】ルクス・アーリンは魔術学舎・聖霊院の卒業前に、喧嘩のペナルティーとして兄の友人であった【亡国の王子】を探す旅へと駆り出される。協力者はいざこざの絶えない連合軍の傭兵部隊・隊長と、極めて怪力の少女兵。道中、立ち寄った実家で王子
に宛てた兄の手紙を見つける。手紙を届ける為、過酷な旅と、天才魔術師の張り巡らせた罠に挑む。一方で、世界情勢は歪みを増し、暴走する大勢力が国潰しを進めていく。信仰の中心にある聖女の元に、裏切の魔術師が迫る。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-03-31 20:52:49
23185文字
会話率:58%
高校中退のゲーマーは、ゲーム中ポテチを詰まらせて死亡。
運よく、異世界転生で王国に住む貴族の息子だった。スキルは才能でそれが「経験」という
普通より熟練度、経験値ちょっとだけ増えるというスキルだけだった。(本人はいいスキルだと思っている)家
族、友達は、スキルが弱くても優しく楽しく過ごしていた。
あるとき、王国が攻められほぼ自分以外の人が殺されてしまった。敵は、八つの王国が攻めてきた。
その時彼は、主人公は復讐者になることを決めた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-02-13 21:00:00
2552文字
会話率:10%
地下にある闘技場にて無敵の強さを誇っていたS級の犯罪者の少年『月歌』
その月歌に勝利し、あくまでも実力で月歌を『買った』二人の女。
月歌はその二人に『勇者』になってほしいと頼まれ、戸惑いながらもそれを了承する。
そんな月歌が最初に頼まれた依
頼は・・・『国潰し』であった。
『勇者』と『国潰し』。一見つながらない二つの言葉。
そこにはさまざまな国の王たちの言動が絡んでいて・・・
『魔法』と『能力』、『体術』が混在する世界の『月歌』というひとりの勇者の冒険を描くファンタジー物語です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-01-10 00:20:26
157527文字
会話率:59%