翔吾は生まれ故郷の村に戻ってきた。
実家で畑を継ぐためだ。
隣家の子どもにギターを教えてやってほしいと言われ、まずはウクレレから、とレッスンを始めた。
そこから、児童館で子ども達にウクレレを教える同好会を、幼馴染と一緒にやっていくことに
なる。
1年、2年と過ぎ、3年目の秋、翔吾は演奏会を計画する。どうせならたくさんの人に聴いてもらえるようにと広いところでやりたいが、大きなホールは利用料も高いし場所も遠い。
そこで思いついたのが幼馴染の畑だった。
演奏会は無事終了し、また毎日が続いていく。村での平凡な、何か特別な事があるわけでもない静かな日々。
そんな静かな日々を四季の行事とともに過ごしながら、翔吾は優しい未来を思うのだった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-01-12 17:29:56
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会話率:43%