何者にもなれなかった男が、異国の空の下に立っていた。
輝きは誰かの手に渡り、栄えある道はもう踏みならされていた。
名を残すこともなく、誰に知られることもなく。
それでも、小さな火を絶やさぬようにと、今日を生きる。
終わりでもなく、始まり
でもない。
――その“あいだ”に、ひとつの歩みがあった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-11 16:05:31
5702文字
会話率:6%
時に沈み、時に舞い、時に平凡を謳歌する人生。その一瞬を、短い自由詩で綴ります。
最終更新:2021-05-06 02:00:00
222文字
会話率:0%