たまらぬ、追放劇であった────
これは陛下が若かりし頃のお話。
玉座についておきながら、王弟と宰相に国政を任せ戦場を駆け回っていた時代。
身の程をわきまえず、追放を言い渡し、ぶっ飛ばされる勇者パーティ。
悲劇を通り越して喜劇の様子
を熱狂した様子で実況する聖女。
『今更もう遅い』どころか、『追放するのには百年早い』とさえ言える展開。
もはや、『今更もう遅い』や『役立たず』の出番などなく……。
そういうことになった。
※前書きと後書きは……わかるお方は勝手に理解なさると思います。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-11-11 19:15:41
3970文字
会話率:57%