遥か北、氷獄と呼ばれる大地の全てが氷で覆われた極寒の地。
その地には氷獄の魔王と呼ばれ、敵味方問わず恐れられる者が居た。
冷徹で、冷血で、冷淡で、冷酷――他人に対して一切の情け容赦がなく、過去、現在に至るまで数多く存在した魔王の中で最も力が
強く、最も恐れられた者。
氷で覆われた大地にそびえ立つ氷で出来た居城、床も壁も天井も、玉座までもが氷で作られた謁見の間に、そんな史上最凶と恐れられる魔王――
「なぁ、謁見の間を床暖にしないか?」
「雰囲気ぶち壊しになるのでお止めください」
――だった者が居た。
氷獄を管理する寒がりの魔王。
姑息な手を嫌う騎士道精神溢れる作戦参謀。
冷え性で半身浴が大好きな魔術顧問。
筋トレマニアの暑苦しい軍団長。
氷雪系なのに寒がりだったり、暖かい物が好きだったり、熱血漢だったりと何処か可笑しな氷獄の魔王軍の面々。
そこに打倒魔王を掲げる勇者や他の”獄”を管理する魔王、世界を管理する神も加わり、氷獄の魔王の周囲は常に騒がしい。
そんなある時、氷獄の魔王の元に小さな春がやってくる。
これは冷徹で、冷血で、冷淡で、冷酷な魔王の心の氷を溶かした春と、新たにやって来た小さな春に纏わるお話。
※こちらは連載中の作品の息抜きにと投稿している作品になります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-05-07 18:00:00
14952文字
会話率:61%
肩こりと頭痛の話。
軽い話です。
最終更新:2017-06-29 14:57:15
2145文字
会話率:3%
反抗期まっさかりの中学生、緑川花凛は、半身浴に丁度いいくらいのぬるま湯温度な家庭での日常に嫌気がさしていた。そんな時、偶然発見した従兄――緑川優理――と映った昔の写真から家出を思いつき――?
従兄妹が一つ屋根の下で暮らすって、そんなのア
リ!? ラノベと薄い本じゃよくあるじゃん! わーい、たーのしー! そんなお話。
中学生の頃にラノベに憧れて書いたものを掘り起こして無理矢理に味付けし直し、野に放つビンテージ。
供養みたいなもんです。頭を空っぽにして読んでください。
はちゃめちゃだっていいじゃない。青春だもの!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-05-11 07:55:56
6944文字
会話率:43%