俺は悪役だ。天下の魔王軍に所属し、残虐非道の日々を送っている。騎士団にも目をつけられているが、俺を止められる奴は一人もいない。それは俺が最強で孤高すぎる所以──
「なに言ってるなんのん。お前がしてるのは残虐非道じゃなくてナンパとスカート
捲りなんのん。女の敵め」
「知られたくない秘密を暴露するのやめて!?」
「あんた私に借金してるの忘れたわけ? 早く3万ゴールド返してよ!」
「あ、はい、ごめんなさい! たぶん来週には返せます!」
「ねぇねぇ借りてた剣を壊しちゃったぁ。許してくれる?」
「可愛いから許す──じゃなくて壊したの!?」
いつもハチャメチャそして理不尽ばかりな日々。
最強? ないない。だって俺より強い化け物しかいないし。
孤高? ないない。変わった奴か、変な語尾の奴にいつも見張られてるし。
あぁもう俺の美少女ハーレムライフはいつやってくるのか!
とりあえず彼女作ることが目標かな!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-08 00:17:49
1898文字
会話率:51%
不倒不屈の不良勇者。その物語の最深部に住む化け物、敵性存在と呼ばれる者とその従者達が綴る、とてもへいわてきなものがたり。
※注意・必読※
ここで公開される作品は、活動報告に載せていた、拙作である不倒不屈の不良勇者の設定を用いた短編です。な
ので、不倒不屈の不良勇者を読んでいないと理解できない内容となっています。そして、この短編集は本編にはまるで関係ない話となっているので、本編の雰囲気を壊したくない方は、読まないことを推奨します。そしてそれでも読む際には、あくまで設定を用いた別の何かという感じで読んでいただけると幸いです。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-04-29 02:16:48
41064文字
会話率:31%