少子高齢化が進み、無数の市町村が無人化した至近未来の日本で、社会人数年目の女性・朝倉智(あさくら とも)は、とある田舎の集落に存在する神社の例祭を見物に出かけていた。朝倉の傍らには、中学時代からの友人である古見合奈(こみ あいな)の姿があ
った。
朝倉はのんびりと祭りを見学するが、実はこの集落はとうの昔に無人化した集落であり、祭を実行する者たち――神輿を背負う者も舞を踊る者も見物人の大半も、誰も彼もが生身の人間ではなかった。極度に少子化が進み過疎化した国で、その労働力の穴埋めを任されたヒューマノイド、『サブ』と通称される人間そっくりのロボットが、祭事という文化を「動態保存」していたのだった。
だが、保存されているのは祭だけではない――朝倉は眼前の祭礼と、そして傍らの友人を通して、ある事実へと至るのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-15 20:12:30
9717文字
会話率:17%
『継続は力なり』といいます。小さなことでも何かをやりつづけることは、思わぬ成果をもたらすこともあります。
しかし現実的には、物事を長くやりつづけるのは大変なようで……
最終更新:2023-10-01 08:00:00
1295文字
会話率:84%
少女に化身した元自衛隊戦闘機・ツバサ神と結ばれた男達は、毎日濃厚いちゃらぶ三昧。彼らが『愛』を注げば注ぐほど、ツバサ神は戦闘機としての体を取り戻し、再び飛べるようになるのだ。
被災したF-2、アクロに生涯を捧げたハチロク、日本唯一の金のハチ
ロク……それぞれがそれぞれの願いのために、時を超え『愛』を糧として翼を取り戻す!
※この小説は、以前投稿した短編小説『被災したF-2B戦闘機は恋する少女の夢を見る』を基に再構成したものです。
※この小説は、カクヨムにて投稿している作品の一部です。続きを読みたい方はカクヨムのページまでお願いします→https://kakuyomu.jp/works/1177354054882926352折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-06-04 21:34:23
46060文字
会話率:23%