日本に住んでいる高校生、下城修也(しもじょうしゅうや)はいじめを受けていた。
友達なんていない。両親は信じられない。頼れるのは妹のみ。
「……にぃは演技だけが取り柄」
妹の助言から、修也は漫画の主人公の演技をすることとなる。
そ
して、そんな彼は異世界へ。
「あっはっは。僕は弱いから復讐さえできないぜ。『……はぁ、鬱だ死にたい』」
身体能力は最弱。スキルも最弱。主人公補正などなく、立場と印象は最底辺。
ないない尽くしの異世界転移。
しかもそこには、自分をいじめていた人物がいて……
ひょんなことから演技を続けることになった下城修也。
これは最弱を名乗り続ける彼が演技を続けながらも、時折本音も見せて異世界で生きていく話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-12-03 14:44:11
29533文字
会話率:31%