幼少より、貴族である「父」から「剣帝」となるべく厳しい訓練を課せられた。
やがて望み通り「父」の望む通り「剣帝」に、私はなった。
だがその先に、私の望むものは欠片もなかった。
「父」の家の駒として戦い続ける日々。「皆を守る」という心情の
みを支えに、私は戦い続けた。
やがて現れた、剣帝と同格の力を持つ「聖人」の少女。
平民の彼女と出会った時。私の運命は少しずつ変わっていった。
※この小説は短編「幼馴染が聖人になった少年の話。」に出て来た「剣帝」に焦点を当てた話です。
そちらを読んでいないと要領を得ない話になっているかもです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-02-24 04:05:50
18965文字
会話率:22%