「魔王が存在する理由?原因は俺。俺に倒されたいのさ、魔王ってヤツらは」
桐生風雅はネット弁慶。
過去のトラウマから学校では目立たないように努め、そのストレスを発散させるかの如くSNSや掲示板、コメント欄ではイキリ倒す毎日。
そんなある日
、スマホに見覚えのないアプリが。
――出会い系アプリ“Date/Grand Offer”
見た事も聞いた事も、それどころかアクセスした記憶もインストールした覚えもない怪しげなアプリ。
間もなくアプリに通知が。
不信感に苛まれつつも、抑えきれない好奇心がアプリへと手を伸ばす。
――英雄譚は突然に
「リアルな話、異世界には2種類の勇者しかいない。俺か、俺以外か」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-02-21 10:11:40
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会話率:33%