死者の魂が花として咲く島、花葬島。
歌うことで、そこに恵みの雨をもたらす少女は、歌巫女と呼ばれている。
アンク・フィンス16歳。飛べない翼を引きずり回す風見鶏のような、冴えない貧乳少女。
彼女が仕えるのは、清く正しく優しくない赤の歌巫女、
クリストローゼ・エーランサー。
巨乳の護衛隊長とそんな彼女に恋するオッサン副隊長。
鬼畜な牛乳屋さんとヘタレバイト少年。
ヘラヘラ笑うイケメン舞台屋とガチ百合お嬢様。
そして、自ら凄腕の情報屋を名乗るウザい覆面作家。
曲者ぞろいのメンツに振り回されながら、己の目的と誰にも言えない秘密のため、今日もアンク・フィンスは戦わない。
そして、衝劇の幕が上がる――。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-03-15 14:21:52
201327文字
会話率:29%