山口涼子は7年振りに故郷へ帰ってきた。
彼の隣に立つ五木雄二。
彼は涼子の幼馴染み。
1歳年上の涼子にとって雄二は弟の様な存在感だった。
それは五十嵐文香と山口孝明にとっても...
いつしか涼子は雄二を愛してしまっていた。
『雄二にと
って私は姉のような物、それに文香が』
付き合っている2人に涼子は故郷を去った。
しかし、翌年涼子の前に雄二の姿が...
『どうしたの...』
困惑する涼子に雄二が言った。
『アイツら俺に隠れて付き合ってたんだ...とんだピエロだったよ』
そして6年が過ぎた。
『話がある、帰って来なさい』
涼子の両親からの呼び出しに帰郷する二人。
そして運命は動き始めた。
全2話折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-05-16 19:24:45
16343文字
会話率:47%
“幸福”ってやつがどんな色をしているのか、どんなカタチをしているのか、どんな匂いがするのか、俺はずっと知らなかった。
あったかくて優しくてふわふわしてるそれを教えてくれたのは、お月さまみたいに柔らかで優しい姉ちゃんと、夜の闇のみたいに静かで
カッコいいボスだった。
『完全幸福論』の12年前のお話です。
メインはリヒト少年の成長と家族愛ですが、両親や周りの大人たちがイチャコラしてるので、恋愛ジャンルにお邪魔しました。
*アルファポリスで完結済みのお話を手直ししてます。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-02-14 00:00:00
57981文字
会話率:32%