何時からだろう兄の声が聞こえるようになったのは……。兄の死なんて誰も予想していなかっただろう。優等生で何でもできる兄と、特技もなにもない無能な僕。――僕が居なくなったら良かったんだ……。家庭内に入った傷口は深く、そう直ぐに塞げることは不可能
なのはわかっている。兄の代わりになろうと、スポーツや勉学をがむしゃらに挑戦したが……到底、兄には及ばなく、ただむなしくなるだけだった。僕は次の挑戦で最後にしようと決意した。一枚の紙きれをきっかけに最後の挑戦に挑むことに……全身を滾らせて興奮へと道びいていくこの熱い気持ちは一体!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-09-17 12:10:05
19606文字
会話率:31%
僕が居なくなったらの話
最終更新:2015-08-16 09:37:13
492文字
会話率:9%