五歳のある日、俺は思い出した。
前世で日本人だったことを。
だが周りを見回してみれば、高いビルに高速で行き交う車。家に帰れば靴を脱いで家に上がる――
また日本人じゃないか。
こういうのは普通、異世界に転生するもんなんじゃないのか?
いや待て
よ。
前世の知識がある分、俺は周りの五歳共より三十年先を行ってるわけだ。
これって、チートなんじゃ――?
そう気が付き、歩み始めた新たな人生。
だが、前世の自分に関わることはまったく記憶にない。
前世でどんな人生を送ったのか。
前の家族はどこで何をしているのかも気になる。
そうして俺は、この体について、そして何故今ここにいるのか、その理由を知っていく――折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-31 23:52:10
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会話率:18%
「異動じゃなくて出世らしいぜ、二佐殿」
「……それ時短勤務できるんでしょうね」
「佐官クラスじゃ前例が無いって総務が言ってた……」
三年間の育休から復職したら職場が大変なコトになってた一人の女性の物語。
国防と時短勤務。工作員と保育園。仮
想敵国とママ友。専守防衛と家計防衛。
手間を掛けずにぱぱっとかんたん! おいしい一帯一路の作り方、教えます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-02-26 14:16:52
73156文字
会話率:46%