天仙の裔が統べる国、祥。未だ神代の跡が残る時代に、かの皇帝と少女は出会った。
一族郎党の命を盾に、祖父の政敵に脅され、心交わした幼馴染みと引き離されて後宮入りすることになった少女、水 双玉。
しかし籠絡せよと命じられた、頼みの綱の当代皇帝
は、バカ殿との前評判通り、限りなく謎な人物であった。
少女は思う。私がどうにかしなきゃこの国、沈む!と。
——————それが盛大な空回りとも知らず。
謀反を企てる宰相、狐狸妖怪が可愛く思えてくる腹蔵しかない後宮の妃嬪たち、暗躍する第三組織。再度、現れる初恋の君。
双玉たちは皇宮に渦巻く諸々の思惑を制し、宰相をぶっつぶすことができるのか。
後の世に前祥随一と評される栄華を極めた治世を誇った、恭景帝の御代のお話。
似非中華ファンタジー。R15は保険です。ルビは適当に振ってます。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-04-19 10:14:01
25457文字
会話率:40%
或いは、虎になった男が武人であったなら。
最終更新:2012-08-29 00:45:43
5433文字
会話率:41%