人間社会に溶け込んで生活をする鬼たちがいる。
鬼たちは、大豆が大の苦手で、僅かな匂いすら嫌がるほど。
節分の日に悪者にされて豆をぶつけられることを恨んで、
対策を立てるために鬼たちが集まって話し合いをする。
節分の日の風習自体を無くすこと
はできなくとも、
せめて大豆を撒くのを止めさせたい。
そのために鬼たちは、大豆の他の使い道を探す。
そうして行き着いたのは、大豆から油を絞って燃料とすること。
しかしそれには、大量に残った大豆の絞りカスの処分が問題となる。
そのため鬼たちは、大豆の絞りカスを代替肉として売り出すことにした。
鬼たちはゴミを売り物に変え、人間たちを食い物にしていく。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-02-06 03:08:22
4393文字
会話率:21%
恋人同士の男女が、代替食品を使ったレストランへ行くことに。
その女は代替肉の製造販売を推進するため、その男の金と人脈を狙い、
その男もまた商売に利用しようとしている、打算に基づいた関係だった。
代替肉の料理を前に、実は大の野菜嫌いだったそ
の男は、
本物の肉が食べたくてこっそりと追加注文をする。
自分には本物の肉料理を、彼女には代替肉の料理を。
そう指定したはずの料理が取り違えられて、真実を暴いていく。
欺き合う男女のヒューマンドラマ。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-09-19 01:56:32
3780文字
会話率:20%
良質なタンパク質を作り出すある植物が、
人口増加にともなう食糧問題を解決した。
『バロミート』は世界中で生産され、
いまではあらゆる地域の食卓に並んでいる。
世界で最初に試験を行った施設は、
現在では歴史資料として遺されている。
私は
いま、その施設にいる――。
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他サイトでも重複掲載。
https://shimonomori.art.blog/2022/04/02/baromeet/
文字数:約3,000字(目安5~10分)
※読了目安は気にせず、まったりお読みください。
※本作は横書き基準です。
1行23文字程度で改行しています。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-04-02 00:00:00
2864文字
会話率:20%
ヴィーガンになったら健康になる訳ではなく、バランスの良い食事をするから健康なんだよ、というお話
最終更新:2020-10-29 12:00:00
2698文字
会話率:0%