人間の心の感覚を失った気がする
最終更新:2019-06-05 05:03:48
607文字
会話率:0%
日下部《くさかべ》 梨央《りお》は、その日死んだ。
家族、友人との別れに、梨央は胸を痛めたが、最大の心残りは魔窟と化したオタク部屋――――彼女は隠れオタクだった。
神様(仮)に『部屋を掃除してあげるから』という誘い文句に二つ返事で答え、交換
条件として異世界へと旅立った。特に使命はないが、生きるだけで精一杯の日々。幾多の困難を出会った仲間たちと乗り越えて、三年ほどの月日が流れたが、唐突に彼女に訪れた異世界生活、最大の試練――――それは仲間たちからのプロポーズだった!!
武骨だが一途なナイトのジョン=ドウ。その弟、頑張り屋さんなアサシンのルウと、マジシャンの知的な叔父のロロがもれなくついてくるドウ家の嫁となるか。
一番の理解者で、某国で聖騎士だったセクハラ親父ボニートの嫁となるか。
王家の血を引くダンディエロボイスの皆の良心である紳士ギドの嫁となるのか。
………た、たぶん、あらすじに間違いはない。はず。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-11-02 00:00:00
12742文字
会話率:19%
姉の誕生祝いの宴で、名うての怪盗が姉への贈り物を盗んでいった。お陰で姉は泣いて騒いで大変な状態だし、我がエーミス伯爵家には使用人を除けば私以外まともな人間不在で事務処理に追われる羽目に。しかも宴の合間に叔父から熱心に結婚を勧められるわ、盗難
騒ぎのどさくさにまぎれて女誑しと評判の美男子騎士団長に「恋人にする」宣言をされるわ、今日は一体どうなってんの?! けれど、それは単なる始まりに過ぎなかった。――これは漆黒の花と呼ばれた、一人の少女のはなし。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-05-19 00:47:06
56262文字
会話率:53%