俺死ぬのか?
叔父さんの死んだ理由と真実が知りたい。……こんな現実から逃げ出したい。
そんな思いで逃げ込んだ森で、志穏は叔父さんのスケッチブックを片手に光に穿(うが)たれる。
目が覚めると、志穏は見たことも無い世界へ転移した。そして、
左手には見覚えのない五芒星の刻印。
どうなってんだよ……。これ!?
「 走って!! 」
見知らぬ街道の真ん中で、絶望する志穏の手を握ったのは、ベージュ色の髪の美少女、セシル。
彼女との出会いが志穏の運命を変える。
「この世界は"死んだ世界"だわ。」
そして知る。ここは人類が1度滅び、第2人類が生活する世界。それと同時に、『シェイル』という能力が世界に普及するファンタジーな世界、人が"人類"を管理するダークな世界だったことを。
困惑する中、志穏に突きつけられたものは──ゲームという名の殺し合いへの参加。
「ゲームをしようか。志穏君。」
志穏の存在が狂った世界を大きく揺るがす。
──叔父は一体何を遺したかったのか、何を志穏に伝えたかったのか。それを知るために時空を超え、少女たちと共に世界に抗う。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-09-12 20:00:59
154410文字
会話率:29%