田舎で暮らすティナは精霊に愛される娘だ。
それだけとも言えたはずが、ある日、王位継承争いに巻き込まれてしまう。
それはどうやら、いつも側にいる『獣』に理由があるようで。
「この地を統べる権利を持つのはお前だ、ティナ」
二百年も目覚めなかった
『神の獣』に選ばれたティナの、ほのぼの時々甘くの物語。
常にマイペースなティナの側にいるのは神の獣と、最も位の高い精霊。
果たしてティナは王位に就くのか、就かないのか。
――神の獣は彼女が気がつかなくとも、ずっと、ずっと、愛している。
そんな話。
※めでたしめでたしという類いのすっきりなハッピーエンドではありません。ご注意を
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-04-30 20:20:00
61364文字
会話率:42%