“三度の飯よりもゴハンが好き”
森盛彩佳(シンセイ アヤカ)は今をときめく女子高生。
朝ごはんは大盛お替り、登校中はコンビニで買い食い、授業で早弁、お昼は購買ダッシュで数多のライバルを蹴散らし、学校帰りは総菜屋の出来立てコロッケを頬張り
、オシャレなパン屋でアルバイト! 賄いの焼き立てパンに舌鼓を打って美味しい夕ごはんで締めくくり。
休日は自宅で料理を振舞う彼女の夢は、美食家兼料理人!
そんな “食べる事” に青春を費やすアヤカはいつものように授業中、こっそりと早弁を楽しんでいたところ……教室が謎の箱に包まれ、気付いたら見慣れぬ場所に立っていた。
死霊魔物 “スケルトン” として。
食いしん坊のアヤカが、何も食べることの出来ない最弱級モンスター、スケルトンになってしまったという絶望から、「美味しいゴハンが食べたい!」という欲求一本で突き進む!
これは、後に “暴食の覇者” “天魔を統べる者” “歩く神災” などと物騒な呼び名を世界に轟かす最強の存在へと成り上がる腹ペコガールの、腹ペコ物語である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-01-05 17:19:37
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会話率:15%