青年、霧崎邪悪は決意する。自身を望まぬ異世界の地に拉致した神へと、必ず復讐してやる、と。だがそんな彼の前には、まるで邪魔をするかのように人が、神が、そして――世界までもが次々と立ち塞がってくる。進むためには、もはや力尽くで押し通るしか方法は
ない。故に、彼は斬る。人を斬り、神を斬り、ただひたすら自分の道に立ち塞がる敵の尽くを斬って、斬って、斬り捨てて……。―――そうして我が道を歩み続ける彼は、いつしか世界中から“狂神”と畏れられることになるのだった。“狂神ジャック=キリサキ”と―――。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-01-20 08:00:00
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会話率:19%