『花鬼』本伝のラストからエピローグまでの空白の3ヶ月間。
最終更新:2018-12-29 21:33:37
32697文字
会話率:23%
『シアの下僕になってくれる?』『いいだろう。下僕になってやる』男が契約した少女は、不老不死の魔物(花鬼)だった。少女を狙う人間達は男の力に愕然とする。男もまた魔物、それも最強クラスの魔物だったからだ。……人間を魔物化させるDenaturat
ion virus(変性ウィルス)。感染者を『魔物』と呼んだ時から悲劇は始まっていたのかもしれない。………『欲しいのは不老不死の秘密よ』『つまり、あの少女を手に入れれば、あの男も自由にできるというわけですね』『間違いなく脳に爆薬を埋め込むだろうね』『貴様だけは殺したかったぞ』『おれはすでに死んでいる。あのゴランの高原で。魔物に殺された』『あんたはどっちの味方なのよ』『世界のバランスを崩してはならない』『全てを滅ぼした(無にした)後、我は神として降臨する』………人間と魔物の欲望と狂気、殺意と憎悪が交錯する中、少女の祈りは届くのか。――――――――『かみさま。どうかこのひとがしあわせになりますように』折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-02-22 18:08:27
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会話率:34%