女性として初めて、中学生で将棋のプロ棋士となった桃花(とうか)を弟子に持つ、師匠の稲田誠(まこと)七段は気苦労が絶えない。それは、比類なき天才の弟子を持ってしまったプレッシャーに加え、桃花が弟子入り直後から自分に言い続けている、『私が名人に
なったら結婚しよ?師匠』という約束のせいだった。子供の頃の甘酸っぱい想い出になるはずの言葉を、一途に遂げようとグイグイくる弟子と、翻弄される師匠とのラブコメ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-03 05:50:00
265106文字
会話率:51%
プロ棋士を目指す奨励会に所属する横山奄美(17歳)。
三段リーグ所属、勝てばプロ棋士となるリーグ戦最終局。
対戦相手は勝てば史上5人目の中学生棋士となる森田健太郎。
17歳将棋と人生を考えながら向き合う音のない勝負の世界。
初めての
小説家になろうの投稿です。
マイペースに更新中です。
どうぞお付き合いください。
更新が空いてしまいましたがこれから連載再開していきたいと思います。
宜しくお願いしますです!!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-05-23 13:20:33
105673文字
会話率:23%
連勝を続ける中学生棋士が巷で話題となり、連日ワイドショーやニュース番組でも将棋界の話題が取り上げられていますが、将棋に関してあまり詳しくない方には、プロ棋士と呼ばれる人たちがどれくらい将棋が強いのかイメージが湧きづらいようです。そこに着想を
得て、将棋をテーマにした短編小説を書いてみました。
※ニコニコ動画のブロマガに重複投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-06-23 19:16:59
9121文字
会話率:0%
杉本7段は中学将棋の主催者である。
アマ有段の中学生ばかりの子に弱々しい女の子を見たのである。
「女の子かっ…この中学大会では珍しいなっ」
興味からチラッと手筋を覗いた。
「えっ本当かっ!」
杉本は女の子の軽快な捌き駒に魅いる。そ
して終盤の手筋を見て唸ってしまった。
劣勢で難局は一目みてわかる。どうしても敗着である。
(敗け覚悟で)飛車の手筋を強引に切り開こうとしていく。
「この劣勢からどう思って飛車筋を指すんだ。この娘さんは将棋を知っているのか。それとも…」
プロの杉本から見て先の読めない難局。相手の手筋が正確に王将の詰みを示していく。
パチン!
「あっ!」
女子中学生は局面を打開して終盤を捌いてしまう。
終盤まで縺れ劣勢だった局面は信じられない強引な将棋となり飛車を打ち込み逆転勝利。
「フウッ~危なかったわ」
それが師匠杉本と愛弟子中学生棋士・伊緒の出会いであった。
杉本に弟子入りをしプロ指導を受ける。女流奨励会は快進撃を続け勝ち進む中学生女流棋士伊緒の姿があった。
可愛い将棋屋さん伊緒ちゃんと勝負してみますか。
「私(将棋は)手加減いたしませんよ」
伊緒は厳しい女流棋士の世界で勝負!
かわいいお嬢さんは盤面を睨めば怖い勝負師になる折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2009-08-22 20:25:23
66363文字
会話率:30%