黄昏時は死にたくなる。高校生の真並新は、物心ついた時からその悪癖に悩まされていた。
ついにはゲームムービーの黄昏までもトリガーになった時、幼馴染の藍川に命を救われるが、魂の状態で宇宙空間的な場所に飛ばされてしまう。
そこで藍川から自分たちが
“観測都市”の“観測者”、星を擬人化した宇宙人のようなものだと明かされる。新が“死にたがり”なのは新の魂、星の片割れ、“観測者のシン”が死にたがっているせいなのだとも。
シンと自分を助けてこいと言われて送り込まれたのは、先程までプレイしていたRPGそっくりの“観測世界”だった。
村の少年シンのからだを借りた新は、藍川の並行存在であるアインと共に行動することになるが、故郷の村は今まさに魔物に襲われていた──ゲームのプロローグのように。
ゲーム『ジェネシス』によく似た、けれどゲームではない“創世世界”で、新は自分の片割れの星が“魔王”をやっているらしいと知り──……。
死にたがりの観測者が死にたがりをやめるまでの、不器用な星々の物語。
恋愛要素はありませんが、男性同士の距離感が近めでブロマンス的要素があります。
全30話、カクヨムで完結済みのものを加筆修正しつつ掲載していきます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-06-13 22:26:09
155684文字
会話率:41%
戦略ゲー至高主義の青年、物部久沓は異世界からの召喚を通じて自らが並行存在である事を自覚した。
そんな彼は同じく並行存在であるヴァレリールと出会い、世界の脅威に立ち向かって行く。
彼の短くとも永劫とも言える旅路の結末は・・・
※2月14
日から暫くの間毎日18時頃更新致します(7日間程を予定)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-02-20 18:03:05
20389文字
会話率:35%