ある殺人を犯した被告の最終陳述、というていの非常に短い小説です。
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最終更新:2024-11-15 14:12:15
416文字
会話率:0%
ペンは剣よりも強しという言葉に憧れを持つ男は、念願通り記者になりました。はたして理想通りにいくのでしょうか。
この作品は、ショートショートガーデンにも掲載しています。
最終更新:2023-06-28 22:18:59
626文字
会話率:0%
怪物との戦争が繰り広げられる世界。
そこでは、戦いに勝利する力こそが絶対と信じられていた。
直接的でも、間接的でも、怪物を倒せる者にこそ価値があったのだ。
召喚術師のセイルは、日々聞こえてくる血なまぐさい話題に、心の底からうんざり
していた。右を見ても、左を見ても、世間の関心は戦争一色。いかに早く怪物を撃退できるか。いつ自分たちの生活に平和が訪れるのか。そんなことばかりである。
しかし、実際に戦うのは戦闘訓練を積んだ騎士や魔術師だ。学徒であれば学院に通い、敵を殺す方法を学んでいく。多くの者が戦うために生き、命を奪うことだけを目標にしている。
そうやって散っていった命が、いったいどれほどあっただろうか。
それがセイルの抱えた憂鬱だった。
自分も魔術師ならば、戦いに身を置くべきなのだろうか。そんな考えさえ出てくる始末だ。
しかし、実際のところ、セイルに戦いを期待するものなど誰もいない。
彼は、戦場はもちろん、模擬戦の場であっても、公的な勝利実績がないのだ。
勝率ゼロパーセントの落第術師。それが世間的なセイルの評価であった。
けれど、彼の本当の姿を知ったなら、その評価を改めることになるだろう。
いまや戦場の伝説にさえなっている存在――獣王。
その正体こそが、ほかの誰でもない、セイル自身なのだから。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-07-13 21:35:14
51214文字
会話率:41%
我々の住む頭上に、同次元平行世界線上の『別地球』が投影されていた。
その数、二。
数年前、突如として現れた二つの『別地球』は、北太平洋と南大西洋の直上で、『地球』の自転公転に付かず離れず、昼夜問わず、月も、太陽も、天に散らばる満点の星
々も覆い隠して――唯、其処に在った。
「昼夜問わず」と言ったように昼も来れば夜も来る。つまり、太陽の光は届いている訳だから、太陽は変わらず存在するだろう。更には潮汐も正常である事から、月も存在するであろう事が分かるし、同時に『別地球』の引力等は『地球』に全く影響を及ぼしていない事も分かる。
ならば、頭上の仰々しいあれは何なのだ?
レンズを通せば途端に消え失せてしまう存在であるとしても、肉眼の視界に於いて二つの『別地球』は確かに在る。
我々の頭上に、泰然と、ただ在る。
だが、それだけでしかなかった。
天変は世界の終わりを意味しない。しからば、目先には飯が必要であるし、その為に朝がくれば仕事にいかねばならない。
兎角、日常生活に全く何も影響しないのであるから、いくら高名な学者様や怪しげな宗教家どもが連日騒ぎ立てようとも、一部の数奇者を除く世間の関心は次第に薄れて行った。
誰にも愛されていない主人公『四藏匡人(よつくら まさと)』も、そんなご多分に漏れず天変を看過する一人である。
彼に関して、この場では多くを語らない。
が、彼が『正義を知らない子供』であるという事だけ、心に留めて置いて欲しい。
テーマは《正義》、《インフレーションとデフレーション》、《Cosmos(宇宙)》、《無差別級!異種混淆異能バトル!》、《頭脳戦(できたら)》、《異世界》
ファミ通文庫大賞に最終選考まで残った習作です。
週一ぐらいで更新したいです。(毎週日曜目標で)
五章、百万文字ぐらいで終わる予定です。(やっぱなげぇなって思ったので80万ぐらいにします)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-09-27 23:00:00
744844文字
会話率:37%
自己啓発本の流れ
すなわち世間の関心事の流れ
についてつらつら思ったこと
最終更新:2015-02-16 22:37:37
693文字
会話率:0%