播磨三木城は、羽柴秀吉の軍勢に包囲されていた。城主、別所長治の叔父、吉親は、この籠城を長治に説いた人物であった。しかし、城は、孤立し、補給も耐え、城内には、飢餓が起こり、地獄絵図のようになった。長治は、城兵の助命に、切腹を受け入れようとし
ていた。そんな中、吉親は、どこかで見つけた骨の破片を、毎日、同じ場所で、しゃぶっていた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-11-21 20:18:31
2698文字
会話率:60%
天正七年五月。
黒川金山の黒鍬衆である徳良篝火は、抜け忍であり義兄である晏火と羽柴秀吉を暗殺するため、くノ一の黒狐と共に播磨の地に入る。
三木城飢え殺しの裏で暗躍する、甲斐の忍び、黒鍬者の物語。
最終更新:2014-05-04 22:28:33
10335文字
会話率:24%
“その智謀、神の如し”――秀吉の前半生を支えた名軍師竹中半兵衛。秀吉の弟小一郎秀長の視点から、彼が生涯の師と仰いだ半兵衛の生き様を描いてゆきます。秀吉、信長など、豪華な脇役陣と織り成す戦国大河ロマンをお楽しみください。
最終更新:2008-11-07 12:52:18
820825文字
会話率:26%