高校生の安彦梨々は、幼馴染の小川真人に片想いしている。
学校帰りに公園で絵を描く真人を、陰ながら見守るのを日課としているが、親友である浅長玲香には『ストーカー』とからかわれる始末。
だが、そんなある日。
〝幼馴染一筋〟の彼女が、公園で見掛
けた老紳士に、ビビビッと強烈にときめいてしまう。
「アンタ、いつから枯れ専になったの?」
驚き呆れる玲香に、梨々は『枯れ専じゃない』と否定し、
「私が真人くん以外にときめくなんてあり得ない! これはきっと『先祖の記憶』よ、遺伝よ!」
と意味不明なことを言い出して……?
※数ヶ月間noteに(一時なろうにも)掲載していた作品ですが、現在はこちらとカクヨム、エブリスタで公開しています。
1万字ほどの短編です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-31 23:55:21
9924文字
会話率:38%