『勇者』という攻撃、魔法、回復の全てに優れた万能職から、もしも一流という肩書きを抜き取れば何が残るか?
彼女は器用貧乏な『赤魔道士』として生きている……
神様からの押し付けられた勇者という役割を突っぱねて、放棄して。
受け取るはずだったス
テータス、加護、チートなども全て捨てて。
それでも、神様の思い通りになるよりかは遥かにマシだと自負し。
あんな奴の、遊び駒になるくらいならばそんなの何も要らない。
勇者としての素質を持ちながら、勇者という役割を断固拒否する。
一般人以下のステータスで、そのゲームの中の世界を生きていくことを決める。
そして……
ゲームキャラクターに過ぎない人々が、解放されるためにはこの世界の神様を倒すしかない。
赤い髪の少女は、いつの日か神様をぶっ飛ばすことを固く決めていた……折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-03-11 19:33:40
780804文字
会話率:16%