舞台はパランゲア大陸の東側にあるケレース王国。この国は二年前に若い女王が即位したばかりだ。前の王は数々の圧政を敷き、十年もの長き間、国民を苦しめた。しかし、連合国軍の働きにより悪い王は討たれた。
当時王女だった女王エレオノーラは塔に幽
閉されており身動きがとれずにいたが、連合国軍の司令官で隣国セマルグル王国の第二王子アレクセイに救助され、やがて二人は恋に落ち結婚した。現在二人は、女王と王配として国民のために尽力しており、ケレース王国及びその国民は連合国から支援を受けて元の生活に戻ろうとしている。
順調に復興が進んでいたかのように思われたが、ある日、北領と北西領から不穏な知らせが届いた。そこには、この二領で小さな地震が頻発していると書いてあった。過去には小さい地震が多発した後に大きな地震が起きている。もし復興中に地震が起きたらと思うと気が気でない女王エレオノーラだったが、ある日、大陸の北西に位置するウルカヌス国から使者が来て衝撃の事実を告げた!
前作「塔に幽閉されていた王女が王になるまで」の続編です。前作を読んでいた方が話が分かりやすいと思いますが、一応今作から読み始めても分かるように簡単に説明を入れております。
前作が即位編、今作が復興編となります。
※ジャンルをヒューマンドラマに変更しました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-09-13 01:51:50
636029文字
会話率:52%