大したものなど何一つもない田舎町。そんな田舎があまり好きでなかった8歳の僕には一つ好きなことがあった。
裏山から見える壮大な景色を、親友と一緒に眺めること。碧い瞳をした親友と過ごした一年間。大切な思い出。
しかし、僕と親友との別れは急にや
ってきた。
それから10年。成長して高校生になった僕は、一人の女の子と裏山で知り合った。
「犬の神様を祀った祠があるんだって」
彼女の言葉に引っかかるものを感じた僕は、興味を持って――。
犬と思い出にまつわる青春ストーリー。
――――――
本当は3,000字程度の短編予定でしたが、長くなったので連載に回します。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-11-12 01:00:44
50048文字
会話率:20%