日ミツル半世界、それは一万年前の戦いで引き裂かれた世界の半分。その半世界で、千年に一度の死闘の開始が告げられた。参戦できるのは、ヒリュウ霊より与えられし秘めたる力、竜眼が覚醒した竜眼主のみ。
竜眼主たちは、覚醒により得た無から有を生み
出す力〈サクセイ〉で武器や能力を創り、竜の呪いを使って仲間を増やす。
そして戦い、奪うのは相手の力。勝ち続け、力を上げ続けた者が勝利者となり、次の千年紀を己が手で創造する力を与えられる。
……ある国で聖女と呼ばれる娘に竜眼が覚醒した。その娘を狙い襲いくる敵、娘を守り命を落とす家族と友人。惨劇のあと、娘は国を捨て、身を隠して生きる道を選んだ……
辿り着いた先で穏やかに暮らす娘。だが偶然、ある若者と出会ってしまった。その出会いが導くのは、穏やかな日々の終焉……
急激に変化する日常、次々と襲いくる敵、避けられぬ戦い、この死闘に勝ち抜き次の半世界を創る者は誰か――そして惹かれ合う二人の運命は……折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-03-07 07:00:00
418494文字
会話率:33%
剣と魔法が飛び交うファンタジー世界。
油断すれば即死につながる、人・即・死の人の命の軽い世界。
そんな中、過酷な魔術の修行中に生死を彷徨った主人公のマンテは、前世の日本という国で生きていた記憶を思い出す。
その世界の記憶はマンテの倫理観をも
変えるほどだった。
お前に教えることは何もない。この世界に旅立つのじゃ。
その言葉を残して、魔術を叩きこんだ祖父が亡くなった。
「いや旅立ちませんよ。こんな修羅の世界で人となんて関わりたくない」
こうして森に残ったマンテは一人じゃ寂しいのでペットを飼うことにする。
ひょんなことから、猫と亀とニワトリと竜を飼う事になったマンテだったが、その4匹はトラブルメーカーでしかなかった。
ゲンブ(亀)「この世界には2種類の生物しかいない。マンテ様に仕えるものとマンテ様に牙を剥くものじゃ」
ビャッコ(猫)「もっと美味しい物が食べたいにゃ。領土を拡大するにゃ」
セイリュウ(竜)「あ~ん、また人間にいじめられました。皆、私の鱗とかはがそうとしてきますぅ~」
スザク(ニワトリ)「セイリュウは四天王の中でも最弱。この四天王の面汚しがっ!!コケッ!!」
4匹の暴走をマンテは止めることができるのか。
これは森で一人で静かに暮らそうとしていたマンテが、人の世界で【森の魔王】と恐れられるまでの物語である。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-10-14 03:32:05
23273文字
会話率:54%