時は20XX年、近未来日本。
日本のゲーム界はとうとうVR技術を遥かに超える最高峰の仮想空間現実化技術、“VSR”を確立させることに成功した。日本を代表する世界的なゲームメーカー、Wagthr(ワグター)が発売したVSR専用機器、“Real
ization(リアリゼーション)”は世界を虜にし、世界中のゲーマーがその今までになかったような疑似体験のリアルさに驚き、熱狂した。
そんな中、大人気を博したソフトが、“Sacred Defender(セイクレッド・ディフェンダー)”であった。このゲームでは誰もが気軽に戦士として凶悪なモンスターと戦いを楽しむことができ、今までにない新感覚のゲームであった。しかし、まだこの時ゲームの運営元のWagthrは思いもしなかった。この後、仮想世界だけで繰り広げられるはずの戦いが次元を越え、現実世界をも呑みこんでいってしまうとは・・・。
モンスターを討伐し尽くさないと日本、いや世界中がモンスターの巣窟となってしまう。勇者達は立ち上がった。世界を救うために。そして、大切な誰かを護るために。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-12-22 15:20:08
3379文字
会話率:54%
今からそう遠くない未来、人類は進化の可能性を得ていた。それは計り知れない程強力であり、同時に儚い力を人類に与えた。
旧東京23区が謎の壁によって世界から隔絶されて早くも二年。地下に幽閉されていた木下 翔は二年ぶりに陽の光を浴びた。しかし
、地上に出た彼の目の前にはかつて日本の首都として栄えていたとは思えない程変貌した東京の街並みだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-11-26 00:25:10
1020文字
会話率:32%