ユーラシア大陸で初めて、異界に繋がるダンジョンゲートが現れるようになってから100年。
人々もダンジョンの魔獣たちに対抗するように、ギフトと呼ばれる特殊な能力を身につけるように進化していた。
特殊能力は、人間の力を補強するもの、千里眼
を授けるもの、傷や病気を癒やすもの、空を飛べるもの、身体を固くするものなど、基本的に人を強くし、生存に役立つものが多いのだが、そんな能力の中にも問題のあるものが混ざっていた。
それが『人外系能力』だ。ギフトの中には、人間の外見すら変えてしまう能力が存在したのである。
獣人族。悪魔族。有翼人。精霊族。そういった人々は『人外』と呼ばれ、一般の人々の差別され、仕事には付けなくなり、犯罪に手を染めることによって、やがては迫害されるようになっていった。
この物語の主人公である府中翔馬も、多くの人から後ろ指をさされ迫害を受ける、スキル社会の被害者の一人だったのである。
今日も俯きながら帰る彼は、まだ、自分が何者かに見られていることを知らない。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-04-24 07:49:00
100696文字
会話率:39%
普通の高校生だった俺は突然現れた魔方陣的なものによって魔界に召喚されてしまう。
「おお、魔王様。どうか貴方様に破壊神のご加護があらんことを」
なんか魔王になりました
魔王を討伐しようと魔界に乗り込んで来る勇者たちに嫌気がさした主人
公はダンジョン改革に乗り出す!
「野生のモンスター配置は無しね。勇者のLevelを上げさせたくないし」
「始まりの洞窟にちょっとダークネスドラゴンでも配置してみる?初心者キラーww」
「魔王様、初心者と言わず1対1では上級者でもほぼ勝てないかと」
次々と建設されて行く鬼畜なダンジョン。初見殺しの罠の数々。倒したモンスターはアイテムや経験値を落とさない。
果たして、魔王の元まで辿り着くことができる勇者はいるのだろうか?
そして、魔王は全ての勇者を倒し切ることができるのだろうか………?
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-02-02 00:26:04
1277文字
会話率:40%