ヴァレンティナは必死でこの国の平和を護っていた。侵攻してきた軍隊に対し、彼女は夜ひそかに『BLの魔法』をかけ、愛に目覚めて戦争などどうでも良くなった兵士たちを朝に捕虜として確保する。しかし、世間の理解と違ってヴァレンティナは実は全く腐女子で
はなく、様々な面からこの役目に限界を感じ始めていた。公私混同をしないようにしていた彼女だが、ある2つの出来事をきっかけに、ついに上官の少将に辞表を提出し・・・ ――― 国防のためにBLを推進しつつも本人はBLにあまり理解がない主人公の葛藤と、引退を防ぎたい上官との間のラブコメディー
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-11-22 00:30:16
9541文字
会話率:56%