皇女の侍女が私の仕事。皇女の護衛が彼の仕事。
私はツリ目で可愛げがなくて、彼はタレ目で人付き合いがいい。
私は真面目で仕事をきっちりこなし、彼は仕事を適当にやっている。
私は彼が苦手で、彼も私が苦手。
そんな私たちがどういうわ
けか(いや、ちゃんと理由はあるんだけど)二人きりで買い物へ行くことに。
しかも今夜は帝都の花火大会。
少しは彼の良い所が見つかったと思ったら、彼をよく知る綺麗な女性が現れて……。
やっぱり人は、見た目が大事?
これは、夜空に花咲く夏の日の出来事。
彼に対する気持ちがほんのちょっぴり揺れ動く、そんなお話。
※「金色の空は月を抱く」という作品の番外編です。
※本編とは繋がっておりませんので、単体でもお楽しみいただけます。
(けれども読んで頂けると嬉しい!)
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-11-23 22:26:53
22730文字
会話率:42%