レベル1で最低ステータスでチートもない。だけどある意味最強。
超大規模コンピュータ群内部に創造されたレベル&スキル制のゲーム世界があった。現実世界での死後、10代のときの記憶と容姿でその世界に入植した主人公。彼はレベル1から成長できな
い呪いを受けながらも、生前に鍛えたゲームの腕前と知識、諦めないポジティブさを生かしてその呪いを解呪するために奔走する。
レベル1の最も貧弱なステータスでありながら、高レベルのボスモンスターをソロ攻略していく圧倒的バトル&ゲームセンス。レベル1のまま成長できないからこそ使える、システム的盲点をも利用しながら戦いの準備を進め、いかな強ボスであってもわずかな隙を探して攻略法を組み上げ、実践していく。
「お前が見せた僅かなその隙を俺は見逃さない」
攻撃力も防御力も最弱のレベル1主人公が並外れたゲームスキルとゲーム能を駆使し、高レベルの最前線組でもできないことをやり遂げる。
※本作は2013年ごろに投稿した中編を賞応募用に全編改稿したものをさらに改稿したものです。オリジナルは賞応募のために削除しました。カクヨムにも掲載しています。
※完結保証全33話(約11万5千文字)。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-05-14 19:10:31
114376文字
会話率:40%
『拝啓、母様。世界が終わってずいぶん経ちましたが、お元気でしょうか?私は元気です。母様に教わったこの技、終末世界のモンスターたちにもしっかり通用するようです。母様には感謝してもしきれません。この体術で、目に届く人たちを守ったり、行く先々の皆
様のお手伝いなどして、日々を過ごしております。母様ならばこんな世界でも心配はないとは思いますが、どうか体調などにはお気をつけください。
p.s.
そういえば世界が終わってるので手紙を出せないのでした。取りに来てください。』
突如世界は終わった。『レベルアップ』も『ステータス』も存在しない、救済処置無き完全な終わり。人類は滅亡と誰もが思った。
「………まあせいぜい、抗ってみるとしましょう」
一部を除いて。
人間離れした身体能力と技術を伝承する最強の武術流派、『千影流流体術』の使い手である千影 空は諦めなかった。
自衛隊顔負け。銃も効かず多少のモンスターはものともしない、世界最強クラスの女子高生。
最強プレイヤースキル少女の、世界を救うかどうかはわからない、終末世界を生き抜くための彼女の冒険が始まる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-06-23 15:00:00
31301文字
会話率:45%